全日本おかあさんコーラス関西支部大阪大会

2018年2月28日

インフルエンザ騒動で延期になったお母さんコーラス大会が
今日 岸和田の浪切ホールで行われました。

指揮をしている団体が参加してもう何年かな・・・
PTAコーラスなので 練習にも制限というか、コーラス命でがんばろう?!みたいな団体ではないので、練習時間も限られているし、皆さんそれぞれ時間をやりくりしていらしてる。

が、、、
この団、本当に真面目なの。
取り組み方が適当でいいわ?というのではない。
仕事や子育てで色々とあって 毎回同じ事を言わないといけない時の方が多いのだけれど、
でも、それじゃあダメだよねっていう空気がちゃんとある。

私自身がここのメンバーからスタートして今は指導者。
ちょっと立場的に不満なところはあるのだけれど、
それを補って余りある充実感がある。

今年の曲は 

『希望の轍』(サザン)
『手紙』(アンジェラアキ)

サザンは最初団員さんの中に抵抗ある人もいたのだけれど
絶対いける!と思って 練習してきた。
手紙は HNK学校合唱コンクールの課題曲として聞いた時、すぐやる!って決めた。
これだけ有名になるとは思っていなかったけれど、1年かけて何回かステージで披露して完成度を上げてきた。
拘ったのは『母として』
母親の団体だから、15歳の子供を持つ親だから、15歳の子供を持った親だから。
だからこそ歌える表現をしたかった。

今日のステージ、
私の指示が本当に実践されていると感じる場面が多かった。
皆さんが曲にきちんと魂を入れていた。
今までは指揮をしながら落ち着いていられない私がいたが、
今日は 本当に皆さんをゆっくり見ながら 音をゆっくり聴きながら(テンポは速い曲なんですよ)指揮が出来た。
すっごく私自身が楽しかった。
自画自賛でなんだけれど、、良い演奏が出来たと思う。

最後まで残って他の団の演奏も聴いた。
上手いところ、安定しているところ、ちょっとねぇ?というところ。
でもね、、こう言っては傲慢に聞こえるかもしれないけれど、
団の出来は 指導者にかかっている。
指導者のセンス。指導者の指導力。指導者の知識。

団員の皆さんは指導者を信頼して その言葉に付いてきてくださってる訳だから、その出来は指導者の力量の表れ。
もちろん団員さんの能力に寄るところも大きい。
しかし、上手い人ばかりだからといって 良い合唱団にはならない。
そして 非の打ち所のない演奏があったとしても それが一番魅力的とは限らない。

コーラスというものを通して、いつも人というもの、社会というもの、まとまりというもの、
それを良い方向に導いていくには・・・
と もっと大きなことも考えさせられる。

しかし、、今日は本当に楽しい一日だった。