劇団民藝「アンネの日記」

2018年2月28日

アンネの日記
あまり期待もしないで行った劇団民藝「アンネの日記」(失礼!)
いやぁー、良かったです!
さすが老舗劇団です。
昨今、顔にマイクを付ける演劇、ミュージカルばかりを見ていたことに気付かされました。
多分、セットの数カ所にマイクが隠されているのだとは思うのですが、
いや生声だけなのかもしれないですが、
たとえマイクがあるにしても、それが分らないくらいの自然さで、
どの役者さんも、本来の声自体が持つ魅力を十二分に発揮されて素晴らしい舞台でした。
いゃあ〜、鍛え方が違うわ!と思いました。
大掛かりで、顔自体にマイクを貼ってしまうと、どうしてもPAの良し悪しが出るし、芸達者な役者さんでも声の張りが違って聴こえてたんだ、と気づかされました。
人間の声って凄いな〜って、改めて思いました。
15分の休憩を挟んで、前後半合わせて2時間40分の舞台でしたが、まるっきり長さを感じませんでした。ダレることもありませんでした。(古い劇場なので椅子は狭く、座っているのがしんどいなっとは思ったけれど)
自然とスタンディング オベーションしてました。
帰って、役者さんのプロフィールをネットで見てみたら、アンネの父親役さんは3歳上、アンネ役は息子と同年齢(学年は一つ上)
何だか、凄いなぁ〜って思ってしまった。(笑)
宇野重吉さんという大看板が亡くなられて民藝の運営も大変なのだろうけれど 頑張って欲しいな〜と思います!

http://www.gekidanmingei.co.jp/